宝石の中でダイヤモンドだけは価格が明確です 

1-21宝石の中でダイヤモンドだけは価格が明確です

 

宝石の中でダイヤモンドだけは価格が明確です

 

宝石の中で、唯一ダイヤモンドだけは「価格」に直結する明確な「基準」が存在します。

 

ダイヤモンドは西暦1500年代ごろから宝石として使われていました。

ですが1919年にダイヤモンドを最も輝かせる形状である

「ラウンドブリリアント・カット」が発明されてから、

ダイヤモンドの流通量が一機に増え、宝石の主役になっていきました。

 

ダイヤモンドが宝石業界に与えるインパクトは大きく、

それまでの「なんとなくの品質基準」を止め、

ダイヤモンドには「明確な品質基準」を設定することで、

売る側も、買う側も「納得できる売買」ができるようになりました

またダイヤモンドの価格安定にも繋がりました)

 

それが1940年代にGIA(米国宝石学会)が定めた

「カラット」「カラー」「クライティ」「カット」(大きさ・色・透明度・形状)の

4つの品質基準である『4C』です。

 

この基準は、世界の鑑定機関でも採用され、現在に至ります。

 

ダイヤモンドを買った時に付いている『鑑定書』とは、

この「4C」の基準を評価したものです。

 

*「鑑別書」というのもありますが、こちらは単に「これは何の石なのか?」を鑑別したもので、

4Cのような品質基準を評価したものではありません。

(通販等で買うときは「鑑定書」なのか「鑑別書」なのかよく確認しましょう)

 

ですので、宝石の中でダイヤモンドだけは「4C」の評価に拠って「流通価格」が決まってきます。

一般の方も購入する際にその評価のダイヤモンドが、

 

どれくらいの価格なのか分かっていれば

「なんだか高い…」「ぼったくられた!」ということには絶対になりません。