ダイヤモンドの流通
今から約150年前、ダイヤモンドは、南アフリカのデビアス社
「ダイヤモンドは永遠の輝き」というコピーを作った会社ですが
採掘・加工・卸しまで一括で管理していました。
一時は世界中のダイヤモンドの90%のシェアを持っていました。
現在のデビアス社のシェアは50%と言われていますが、
それでもダイヤモンドの「価格」に与える影響力は絶大です。
「独占・寡占」というネガティブなイメージもありますが、
市場におけるダイヤモンドの「価値の安定」には欠かせない役目を果たしていると言えます。
流通経路
ポイントは、「サイトホルダー」と呼ばれるカット/研磨会社までは、
デビアス社の実質管理下にあることです。
輸入業者は、サイトホルダーから、鑑定評価された品質を基に買い付けを行います。
輸入業者が日本に持ち込んだ後、再度日本の鑑定機関で評価を行います。
その評価を基に私たちジュエリーショップが仕入れを行います。
そして、最終的に出来上がったダイヤモンドジュエリーとして、お客様にお渡しする前に、
再々度鑑定機関で評価をおこないます(お客様用の鑑定書を作成します)
纏めますと、採掘からカットまではデビアス社が一括管理し、
その後は全て「鑑定評価」を基に一回、一回、取引されるので、
業者間での取引は同じ評価のダイヤモンドなら同じ金額になるということです。
(同じ評価のダイヤモンドなのに、わざわざ高いところから仕入れる意味はありません)