ダイヤモンドの品質基準「4c」
4C(ヨンシー/フォーシー)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ダイヤモンドの品質を評価する時に使う国際基準です。
1.Carat(カラット) | 重さ(大きさ) | 0.1ct=0.02g(直径3mm) |
2.Color(カラー) | 色 | DからZカラーまでの23段階 |
3.Clarity(クラリティ) | 透明度 | FL(フローレス)からI3までの11段階 |
4.Cut(カット) | プロポーション | ExcellentからPoorまでの5段階。 |
1940年代初頭のGIA(米国宝石学会)が定めました。ダイヤモンドの「鑑定書」はこの基準に拠って評価された品質グレードが示されています。またこの品質グレードに拠ってダイヤモンドの取引価格が決まってきます。
カラット と 価格の関係
「4C」の中で価格に最も影響するのは、
Carat(カラット)です
その他3つのカラー・クラリティ・カットのグレードが1段階上がるよりも、
カラットは0.1カラット大きくなるだけで、価格は何倍にも上がります。
ですので「婚約指輪」を検討する際は、
まず「何カラットぐらいのダイヤモンドにするか?」を
決めておくことをお勧めします。
石美屋工房のカラット別「婚約指輪」の価格レベル
【前提仕様】カラー:F、クラリティ:VS1、カット:Excellent、リング:縦詰めリング(6本爪・プラチナ900)
カラット(ct) | 価格(2018年7月現在) |
0.3ct | 25万円 |
0.4ct | 36万円 |
0.5ct | 48万円 |
ダイヤモンドは大きくなればなるほど、価格が「倍々」と言う感じに上がっていきます。
それでだけ、大きいということは「希少」なことなのです。
余談ですが
お店で売られているダイヤモンドのカラットは、0.3ct、0.5ct、0.7ct、1ctというサイズ刻みが一般的です。 元々宝石業界の慣習的なものと、需給バランスからそういったサイズラインアップになったと言われています。
ですが、実は業者間では0.4ctのダイヤモンドは、それなりの数の取引があり価格も割安感があります。
ですので、0.5ctはちょっと価格的に厳しいけど、大きさ的に0.3ctでは物足りないという方へは、 0.4ctを石美屋工房ではお勧めしています。 |
カラット以外の「4C」と「価格」の関係
グレード | 1グレードの価格差(0.3ctの場合) |
カラー(色) | ±5,000円 |
クラリティ(透明度) | ±15,000円 |
カット(プロポーション) | ±10,000円 |
*上記の価格は0.3ctのダイヤモンドに対し、カラー、クラリティ、カットのグレード違い(1グレード)の価格差です。
*ダイヤモンドが大きくなれば、価格差も大きくなります。
*ただし、Dカラーは、上記の価格にはなならないことがあります。Dカラーは最上級のグレードですが、中には国宝級に近いぐらい(?)の透明度を持ったDカラーもあります。同じDカラーでも範囲は広いので、価格に差がでることがあります。
*また、FL(フローレス)/IF(インターナルフローレス)といったクラリティのグレードは、0.3ctクラスのダイヤもんどでも、実際とても希少です。VVS1から急激に価格が高くなるのが普通です。
余談ですが ダイヤモンドは、各基準のグレードのレベルが揃っていないと価値は低くなります。
どういうことかと言うと、0.3ctのダイヤで、カラーはD、だけどクラリティがVS2以下となると、 そのダイヤモンドの価値はDカラークラスではなく、VS2クラス以下になってしまいます。
また、クラリティのグレードがどんなに希少なIFであっても、 カラーがG以下なら、Gカラー以下の価値になります。
0.3カラットクラスのダイヤモンドなら、カラーがDならクラリティはVVS2以上、 クラリティがIFならカラーはDもしくはEがバランスの良いグレードと言えます。
お店で選ばれるときは、「Dカラーだからすごい!」「IFだからすごい!」ではなく、 あくまで「バランス」で選ぶことをお勧めします。
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