宝石・ジュエリーは高い!と感じる理由
一般的に、宝石・ジュエリーは、
「なんだか高い」「なんでこんな値段がするんだ?」「ぼったくられてる??」といった
イメージを持たれやすい商品です。
そういったイメージを持たれてしまうのは、
特に宝石には「この品質ならこの価格」という明確な基準が
存在しなかったかったことが挙げられます。
「美しいエメラルド」「大きなサファイヤ」「燃えるような赤いルビー」
太古の昔から宝石を評する言葉はたくさんありましたが、
決して「定量的」な評価ではありませんでした。
どれくらい美しいの?どれくらい大きいの?どれくらい赤いの?…
誰にも正確なことは分かりません。
せいぜい「似たようなのがこれぐらいの価格だから…」と
「定性的」な評価で金額が決まっていました。
極端に言えば、宝石というものの値段は「言い値」です。
売り手が価格を提示し、買い手が納得すれば、それがその宝石の「価格」になっていました。
よくテレビで「これ500万円したんですよ」と宝石を見せて「すごーい!」となったりしますが、
その価格はあくまでも、その売り手と、その買い手の2者間だけの
「合意」に拠って決まった価格で、
それがそのまま、他の人が受け入れてくれる価格かどうかは分かりません。
決して、それらの宝石の価格や価値を否定するものではありません。
ですが宝石(ジュエリー)というものは、
「明確な基準が無く」価格が決まってきた商品だったのです。