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5.ダイヤモンドの価格を知る

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<h2 style=”text-align: center;”>「ダイヤモンド」と「お米」</h2>
世の中の「モノの価格」についてちょっと考えてもらいたいのですが…

例えば、日本人の主食である「お米」。近所のスーパーで買ったら5kg 1,500円。でも銀座のデパートで買ったら3,000円。なぜ倍も高いのか?

普通に考えたら、きっと、お米の種類が違う、産地が違う、味が違う、銀座だから場所代(?)が違うと、まあ、そういうものだと納得すると思います。

でも、もし、実はそのお米はどちらも、全く同じ種類で、同じ産地で、同じ味だったらどちらを選びますか?

さらにそれを裏付ける、公的な機関が鑑定した証明書が、近所のスーパーのお米にも、銀座のお店のお米にも、どちらにも添付されていたら…

<strong>あなたは、どちらを選びますか?</strong>

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<h2 style=”text-align: center;”>ダイヤモンドの流通</h2>
今から約150年前、ダイヤモンドは、南アフリカのデビアス社(ダイヤモンドは永遠の輝きというコピーを作った会社です)が採掘・加工・卸しまで一括で管理していました。一時は世界中のダイヤモンドの90%のシェアを持っていました。

現在のデビアス社のシェアは50%と言われていますが、それでもダイヤモンドの「価格」に与える影響力は絶大です。

「独占・寡占」というネガティブなイメージもありますが、市場におけるダイヤモンドの「価値の安定」には間違いなく寄与していると言えます。

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<p style=”text-align: center;”><span style=”font-size: 130%;”><strong>流通経路</strong></span><img class=”aligncenter size-full wp-image-226″ src=”http://pierra.jp/wp-content/uploads/2018/06/流通1.jpg” alt=”” width=”483″ height=”982″ /></p>
ポイントは、サイトホルダーと呼ばれるカット/研磨会社までは、デビアス社の実質管理下にあることです。

輸入業者は、サイトホルダーから、鑑定評価された品質を基に買い付けを行います。

輸入業者が日本に持ち込んだ後、再度日本の鑑定機関で評価を行います。

その評価を基に私たちジュエリーショップが仕入れを行います。

そして、最終的に出来上がったダイヤモンドジュエリーとして、お客様にお渡しする前に、再々度鑑定機関で評価をおこないます(お客様用の鑑定書を作成します)

纏めますと、採掘からカットまではデビアス社が一括管理し、その後は全て「鑑定評価」を基に一回、一回、取引されるので、<strong>業者間での取引は同じ評価のダイヤモンドなら同じ金額になるということです</strong>(同じ評価のダイヤモンドなのに、わざわざ高いところから仕入れる意味はありません)

ではなぜ、最終的にお客様が買うときの価格はショップによって違うのでしょうか?

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<h2 style=”text-align: center;”>ブランドとは何か?</h2>
「ブランド」というと何をイメージしますか?

車ならフェラーリ、メルセデスベンツ、時計ならロレックス、オメガ、ファッションならエルメス、シャネル、ルイヴィトン等々。

そして、ジュエリーは、ハリーウィンストン、カルティエ、ティファニー、ブルガリ、ヴァンクリフ&amp;アーペルが「世界5大ジュエラー」と言われています。

例えば、フェラーリと軽自動車は、自動車であること以外全く違います。エンジンも、ボディも、デザインも、内装も、すべてが違います。

時計とファションも、ブランド品でないモノとは、機能、性能、デザイン性と様々な面で大きな違いがあります。

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<h2 style=”text-align: center;”>ではジュエリーはどうでしょうか?</h2>
ジュエラーとして、ハリーウィンストと石美屋工房は、月とすっぽん、足元にも及ばない程の差があります(残念ですが…)

ですが、それはあくまでも<strong>「ハイブランド」</strong>ジュエラーとしてです。

ハイブランドジュエラーは(世界5大ジュエラーに代表される)、元々ヨーロッパの王室や貴族、近代ではアメリカのセレブ向けに、希少性のある宝石を使い、真似のできない独自のデザインで「オートクチュール」のジュエリーを制作、販売してきました。価格もさることながら、ほとんど美術品といえる価値のものでした。

ですが日本で言うところの「婚約指輪」はどうでしょうか?ダイヤモンドは基本のラウンドブリリアントカット。大きさも1ct未満の小さいもの。そしてそのダイヤモンドを乗せているのはシンプルな立て爪のリングです。

ハイブランドジュエラーとしての「本当の実力」が付加された「製品」なのでしょうか…

銀座のハリーウィンストンのお店に行って「このダイヤモンドはハリーウィンストさんでカットしてるのですか?」と聞くと「いえ、カットされたダイヤモンドを外から買ってきています」と正直に教えてくれます(ある意味、超ハイブランドジュエラーの余裕を感じます)

「ラウンドブリリアントカット」のダイヤモンドは世界中どこでも、同じ「品質基準」で管理され取引されています。そういった意味ではダイヤモンド自体は<strong>「既製製品」</strong>と言えます。

そしてダイヤモンド以外に「婚約指輪」を構成している部品である「リング」の鋳造技術やダイヤモンドの爪止め加工技術は日本の職人は海外の職人にまったく引けをとりません(たぶん日本の職人の方が技術は上です)

ハイジュエリーブランドが作る、一般的なラウンドブリリアントカットのダイヤモンドの「婚約指輪」が「より高い価値のものであるのか?」「それに見合った価格であるのか?」は購入される前に一度、考えてみてもいいのではないかと…思います。

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<h2 style=”text-align: center;”>もう一度考えてみるダイヤモンドジュエリーの価値</h2>
婚約指輪は、ダイヤモンドとリング(素材はプラチナや金)の2部品からできています。

<strong>基本は、たった「2部品」です。</strong>

そして、その2部品のうち価値があるのは圧倒的にダイヤモンドです。例えば30万円のダイヤモンドジュエリーなら、22~25万円はダイヤモンド分です。

例えば、洋服やバックなどのブランド品は、皮や布、その素材自体には特別な価値が無かったとしても「完成品」になって初めてそのブランドとして「価値」が確立します。

ですが、ジュエリーに関しては「完成品」としてよりも、そもそも「ダイヤモンド」「プラチナ」「金」という、<strong>その素材自体に価値があります</strong>。(むしろ、その素材自体の価値によってジュエリーとしての価値が決まってきます)

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どんなに高級ブランドのダイヤモンドジュエリーであっても、ダイヤモンド自体の品質、金属の素材がいいものでなければ、本質的なジュエリーの価値は高いとは言えません。

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銀座の高級ブランド店でなく、かつて私が住んでいたインドの薄暗い宝石屋の片隅に置かれているダイヤモンドでも、本当に良いものは輝いているのです。

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